阿部寛を目指していたのに、なぜか高校卒業が卒業式の当日に決定した話。
繰り返しになってしまいますが、ネタが逆に多すぎてネタをまとめられずに困っています…(笑)
先日のブログでもお話させてもらいましたが、私自身の話はもちろん、妻や子供たちを含めた日常の奮闘記を少しずつランダムにお話していければと思っておりますので、どうぞ末永くお付き合いください…
今回は、阿部寛を目指して努力をしていたのに、
なぜか高校卒業がギリギリになってしまったお話をしたいと思います(笑)
阿部寛を目指していたのに…
こう聞くと、俳優?と思う方もいるかと思いますが違います(笑)
俳優を目指せるほど、イケメンでもないし才能もありません。
俳優のはの字を言うだけでも、俳優さんに失礼だと思ってます、すみません(笑)
そして、別に阿部寛を目指していたわけでもありません。
(嫌な意味じゃないんです、阿部寛さんごめんなさい)…
皆さん、昔のドラマである「結婚できない男」はご存じですか?
そう!私が目指していたのは、一級建築士です!!(笑)
特にドラマに影響されたというわけではないのですが、
私の実家はもともと会社をやってまして、衛生設備関係の会社でした。
衛生設備と聞くと難しく聞こえるかもしれませんが、つまりはマンションのトイレやキッチンなどの水回りの配管工事をおこなう仕事です。
こうした建築業に小さい時から触れていたこともあり、気づかないうちに自然と建築関係の仕事を目指していたのかもしれません。
ということで、自然と高校も工業高校を選択。
建築科を選びました。
しかし、これで阿部寛になれるなら誰も苦労はしません…
入学当初は、順風満帆
当然ながら入学当初、高校1年生の時は順調でした。
知らないことばかりで、楽しいことも多い。
やっぱり建築を選んでよかった!とまで思っていました。
暗雲が立ち込めたのは、高校1年生の後半。
入学当初は、とにかく自分の好きな建築図面を書いたり、デザインをしたり
自分がやりたいことばかりでした。
しかし、デザインをしたり図面を書くだけで勝手に家は建ちませんよね…
計算という高い壁
そうです、計算です…
致命的なことに私は、数学が大の苦手でした(笑)
それでも建築が好きで、高校も建築科に入って毎日、数字に触れていれば自然と数学もみにつくだろう…
「好きだけでは成り立たないこともある」
これを痛感させられました(笑)
単純な数学であれば、まだなんとかなったかもしれません。
しかし、ここは建築科の工業高校。
構造力学や、構造計算など通常の数学とは比べ物にならないほどの難しい計算が出現します。
私には無理でした…
ここから、どんどん坂道を一気に走ります(笑)
遊び惚けて、自業自得
ここから私はテストでも赤点が続き、危ない綱渡りの状態が続いていました。
ただ、私が通っていた高校は運のいいことにテストで赤点をとったとしても補習を受けたり、課題を提出したりすれば単位は取れて進級もすることができたのです。
そんなこんなで何とか辿り着いた高校3年生。
ここで、私にとっての最後のエベレストが立ちはだかります(笑)
建築法規という高い壁
確かに計算は大の苦手だったのですが、文系の教科、建築科でいうと建築計画や建築法規の分野はとても得意でした。
得意だったがゆえに、高を括ってしまいました…
特に建築法規の教科は特殊で、テストで赤点を取らなくても課題が多くその課題をきちんと提出しないと単位が取れなかったのです。
しかし、
「テストで赤点を取っていないから、最終的には大丈夫だろう」
と、当時の私は考えてしまっていました。
これが甘かったのです。
課題をサボって提出しなかったツケがまわってきたのは卒業直前の1月。
「この課題を提出しなければ、卒業はさせない」
「え?」
「・・・・・・」
信じられませんでしたが、紛れもない事実でした。
そして、ここでもう1発の驚愕の事実…
「課題は、建築法規法令集を作文用紙300枚分書き写す」
「え??」
みなさん、建築法規法令集はご存じでしょうか?
簡単にいえば、広辞苑を想像してもらえば大丈夫です(笑)
そんな分厚い辞典のような本を、ましてや作文用紙300枚分書き写すなんて…
絶望しました…
しかし、これをやらなければ留年で卒業はできない。
私に選択肢はありませんでした。
みなさんの心の声は分かってます(笑)
自業自得。
おっしゃる通りです…(笑)
なんとか約1か月をかけて課題を終わらせ提出をしましたが、課題を提出できたのは
なんと卒業式の1週間前。
課題を提出しても会議などいわゆる審査があるのですぐには結果はでません。
「卒業できるかは、卒業式当日までわからない」
「え???」
みなさん、分かってます…
じg…
そして、なんとか卒業当日に学校から卒業の判定をもらいました…
人生で1番、焦りました(笑)
そして、なんとか綱を渡りきった私は次に公務員を目指すわけなのですが…
こちらは、次回のブログでお話したいと思います。
それでは。